2016/07/10 16:42


『夏のおでかけのマストアイテム!ポーチ展』開催中

主にベトナムとグアテマラで買い付けてきた、

各国の民族衣装に用いられる刺繍や織りのハンドメイドポーチをお出ししています。

一針一針、一織一織り、丁寧な手仕事を感じられる素敵なものばかりです。

グアテマラについてはこれまでWebマガジン「箱庭」の記事で書き綴っていました↓

http://www.haconiwa-mag.com/magazine/2016/03/andjourney_04/



今回メイン画像に写っているポーチたちは、ベトナムで買い付けて来たもの。


ベトナム北部の山岳地帯に美しい棚田をつくり、

素朴な暮らしを営む少数民族、モン族(ミャオ族)の女性が

一つ一つ丁寧に刺し、縫製しています。

びっしりと刺繍が施されているポーチは、

適度に厚みができるのでしっかり丈夫です。


モン族はラオス、タイ、ミャンマーなどの山岳地帯にも暮らしています。

ベトナムへは300年前より中国より追われ南下したといわれています。

モン族は衣装、方言、風俗習慣から異なる部族がいくつかあり、

女性の衣装や髪型にはたくさんの種類があります。

そんな女性たちが自身の衣装や日常で使用するものに刺す刺繍の模様をポーチにしています。

こちらは華やかな花モン族の衣装。



メイン画像のポーチは花モン族の衣装をリメイクしたものもあり

カラフルなものが多いですが、

藍染めに同系色で緻密な模様を刺したこんなポーチもあります。



こちらの藍染めポーチは私がホームステイさせていただいたモン族のおうちの女性が作られたものです。

日本の田舎にも似た懐かしい風景の中にある木造のおうちでした。


家の裏に藍釜があり、お母さんが長い時間、じゃぶじゃぶかき混ぜていました。


周辺にはインディゴや大麻が自生しています。

モン族の衣装やポーチの素材となるヘンプ(麻)を紡ぐ女性の姿をよく見かけました。

モン族の女性は皆働き者で、合間があればこうして手を動かしています。


民族衣装の刺繍は1年程かけて刺すのだそう…。



また秋頃に民族衣装などを含め、モン族の刺繍展を開催予定です。

まずはおでかけの多い夏にそなえて何個あっても便利なポーチ、

手仕事の味わいを感じられるものはいかがでしょう?


ネットショップでも一部ですが、販売開始しました。

http://www.andjourney.com/category/VETNAM