2016/07/29 20:32

バオバブの木といえば、「星の王子様」…

三本の小さなバオバブの芽を 抜くことを怠った男が、
急成長し手をつけられなくなった樹に、
星を占拠され手遅れになってしまう。
星はやがてバオバブの根で、突き通されて破裂してしまう。


モノがあふれ、なんでも手間をかけることなくスピーディに

安価に手に入れることができてしまう日本も、

バオバブの木で突き破られた星のように気づいたら飽和状態…なんて思ったりします。

そんな日本でモノを売るということはなかなか大変です…

でもだからこそ、時間や手間、想いを込めてつくられた物の価値が

とても見直されていますよね。


急に「星の王子様」を思い出したのは、今当店でお取扱中のかごバッグのお話から。

作り手さんはガーナ北部の小さな村の女性たち。
バオバブの木の下に集まっておしゃべりをしながら編まれているとのこと。


日本とは違うゆったりとした自然の流れの中で、

丁寧に一生懸命編まれるかごバッグ。

とても丈夫で長持ちするギニアグラスというこの素材は、
使ううちに飴色になるそうです。
時間をかけて色の変化を楽しめるのも自然のものから生まれた素材ならではですね。



そんな手仕事や自然素材のすばらしさだけでなく、
使い勝手も良くとってもおしゃれ。
浴衣に合せても、普段のお洋服にも合わせても◎



取手がお一つ選べるようになっています。
取手をはずしてクラッチバッグとしてもお使いいただけますよ。



只今8/8(月)までの『アフリカの布と愉しむ日本の夏』展で

当店にてお取り扱い中のブランド、SOLOLAさんの商品の一つ『かごバッグ』です。


ぜひ店頭でお手に取って、遠い異国の手仕事や時間の経過を感じていただければと思います。